スティーブ・ジョブスは、社員に対して常に
「それで本当にいいのか?」
「もっと凄いことが出来るんじゃないか?」
と問いかけ続けることで能力を引き出しているが
一方で、万が一失敗したら
「その責任の全てを引き受ける」
リーダーでもある
危険の伴う半歩を踏み出す勇気を持ち
万が一失敗したら、その時は失敗を教訓に
さらに大きな成功へ向かって再チャレンジを続ける
スティーブ・ジョブスの生き方は
そんな姿勢を教えてくれる
いばらの垣根の向こうにこそ、
明るい未来が広がっている
いばらの垣根の向こうにこそ、
明るい未来が広がっていることは
iTunes Store が
米国で最大の音楽販売ビジネスになったことでも
実証され
iPhone が
世界規模で携帯電話業界を変えてしまったことで
裏付けられた
それにも関わらず今日のビジネスの世界では
いばらの垣根を超える際に ケガをしたら
一体誰が責任をとるのか
といった些細な問題にとらわれ
必要な半歩を踏み出せない人が大勢いる
自分の信じる直感を、
一切妥協することなく貫く
スティーブ・ジョブスは、そんな時代に
自分の信じる直感を、一切妥協することなく貫くことで
変革をもたらし続けた
現代社会の常識がその道を拒むのであれば
全力を尽くし、その常識までも改革してしまった
いちコンピュータ会社が、メジャーな音楽を販売するという iTunes Store の事業などはその好例だ
本音と建前の文化
世の中には、これはおかしいんじゃないかと思いながらも
これまでの慣習だからとか
社会のルールだからという理由で
黙って受け入れていることが多い
日本は「本音と建前の文化」とよく言われてきた
しかし、長い歴史を通して積み上げてきた「建前」が
世の中の仕組みを過剰に複雑にし
人間の「これが正しいのでは」と思う
本能や直感さえも無力にしてしまった
自分が正しいと思ったことをやろうとしても
世の中の仕組みがその邪魔をし
自分がやりたいと思ったことをやろうとしても
複雑なルールが足を引っ張る
こんなままの社会を続けていたら
いずれ人類はみんな息が詰まって
何も行動ができなくなってしまう
スティーブ・ジョブスは、
そんな時代に
自分の信じる直感を、
一切妥協することなく貫くことで
変革をもたらし続けた
「スティーブ・ジョブス 成功を導く言葉」
青春出版社 より引用